
精神作用系のカンナビノイド製品を使用すると、ネガティヴな気分(被害妄想・不安・パニックなど)になってしまう事があります。
これをバッドトリップと呼びます。日本では「バッドに入る」とよく言われます。
◆バッドトリップの原因と回避法
バッドトリップに陥ってしまうのには、いくつかの原因があります。
⚫︎フラッシュバック
カンナビノイドを接種すると、過去のトラウマやコンプレックスを意識してしまう事があります。カンナビノイドの影響下にあるときは、楽しいことをして嫌なことを考えない様にしましょう。
⚫︎オーバードーズ
カンナビノイドを過剰接種すると、バッドトリップする可能性が高くなると言われています。
アルコールと同様、カンナビノイドにも人それぞれ適量があります。カンナビノイドは耐性がつきやすいため、高頻度でそれを消費する人と比較して、低頻度で消費する人はカンナビノイドの摂取量に注意しなければいけません。
⚫︎他のドラッグなどを併用
カンナビノイドをアルコールやその他ドラッグ類と併用すると、その分効果が強くなる場合があるので危険です。
⚫︎環境が悪い
環境とは、具体的にいうと場所や周りの人・音楽・天気・その人の気分などのことを言います。カンナビノイドは安心・安全な場所で気分の良い時に使用しましょう。
⚫︎知識不足
ドラッグに関する知識(効果・強さ・容量・用法・作用時間など)が無いままそれを使用すると、コントロールができずパニックになる可能性が高くなります。ドラッグを使用する際にはある程度の知識をつけた上で使用する必要があります。
◆セットとセッティング

環境を整えてカンナビノイドを使用することで、バッドトリップを極力回避することが可能です。このような環境のことを『セットとセッティング』と呼ぶこともあります。
◆バッドトリップの対処法

バッドトリップをしてしまった時のために、いくつかの対処法があります。
⚫︎バッドトリップを恐れない
バッドトリップに陥ると、自分の抱えているコンプレックスが浮き彫りになり落ち込んでしまう事が多いと言われています。自分のコンプレックスと向き合うのは誰にとっても非常に辛いことです。しかしポジティヴに考えると、それは自分自身と向き合う良い機会になります。コンプレックスと向き合い改善することで、人は成長する事が可能です。ですので、バッドトリップを過剰に恐れないようにしましょう。
⚫︎CBDを接種する
CBDはTHCなどによるヘッドハイを抑制する働きがあり、それによってバッドトリップを軽減させる事が可能です。
⚫︎寝る
バッドトリップには幾つかの対処法があるとはいえ、それをすぐに終わらせることは非常に困難です。バッドトリップを最も速やかに終わらせる方法は寝ることです。寝ている間にカンナビノイドの効果が落ち着き、起きた頃にはバッドトリップは終わっていることでしょう。寝れない場合は睡眠導入剤の使用も問題ありません。
◆バッドトリップを引き起こす可能性のあるドラッグ
精神作用のある薬物は基本的にバッドトリップを引き起こす可能性があります。カンナビノイドの他にはLSDやシロシビン・DMT ・MDMA・サルビアなどがあります。LSDなどのバッドトリップはカンナビノイドによるバッドトリップよりも強い可能性があります。また、薬物の摂取量に比例してバッドトリップも強くなる可能性があります。
◆まとめ
◉薬物によってネガティヴになることをバッドトリップと言う
◉具体的には被害妄想・不安・パニックなど
◉摂取量や環境などが原因
◉セットとセッティングに注意
◉バッドトリップは成長のきっかけになる